最近のこと:台風対策、ばら、ボカシ肥料

台風に備えて

すさまじい破壊力の台風14号が当地にも接近してきました。
予想進路によれば台風は西側を通過するとのこと、つまり風が強すぎるなんてもんじゃない状態になるようです。怖いです。低気圧病でしょうか、頭痛もしてきました。

台風はまだ中国地方にはいったばかりの位置でしたが、昼食をとっていたら突如突風が吹きだしたので、食後にあわてて準備をしました。
鉢ごと吹き飛ばされそうな小株など、入れられるだけ玄関に退避させ、大きなバラの鉢は壁際の一か所に集めて全体を紐でかるくしばりました。少しでもあおられるのを抑えられるとよいのですが。

なぜか、しっかり準備するときに限って、予想よりも被害が少なく収まるというジンクスを持っているワタクシ。ですが、今回はさすがに免れないようです・・・九州地方の被害状況がだんだんと報道され始めています。大変なことになっています。

腰が変に痛いのは急いで重いものを動かしたせいなのか、昨日の筋トレのせいなのか・・・イテテテ

そのご

被害なしでした。予報円内でしたが、勢力を失いたまの嵐よりも静かでした・・・いつも準備をしっかりしよう。無駄になるけど。

デスデモーナ

玄関退避組のデスデモーナ(大株ですが開花中なので特別扱い)です。
沢山咲いてくれて、ベランダはスパイシーな香りでいっぱいです。
室内に入れてしばらくたつと、甘い香りにかわってきます。

この品種を育てて気が付いたこと

近年作出の品種は、本当に優秀だなあと思います。
優秀、は「自分に都合の良い」と言い換えることもできますが。良く咲いて、耐病性があり(病気にかかってもそのまま死んでしまうことがない強さ、という感じ)、木はそれほど大きくならず。

いまは、バラを育て始めたころからのあこがれのバラを数種育てていますが、30年くらい前の品種ですから新品種に比べるとやはり、連続開花性だとか、木のまとまり具合だとか、耐病性には物足りなさを感じることがあります。狭い空間で栽培数が限られていること、人には寿命があること、などを思う時、昔の思い出に縛られずに、新しい品種を導入して楽で楽しいバラ育てに移行していくのもいいな、と気が付きました。
今育てていて、生育が悪くなってきた品種については、思い切って入替をしよう、出ていくバラと入ってくるバラの割合は2:1にしてみよう。来年以降のバラとの付き合いはこんな感じになりそうです。

好きなバラが生産終了になってしまうと知ったときは「どうして?素晴らしいバラなのに。商業ってそういうものですか。」なんて思ったりもしましたが、覚悟のない勝手な消費者目線でしたね。育種、生産側にとって、よりよいものにシフトしていくのは当然のこと。それでもそんな、公式な世の中から去っていく、乱暴にいうと「育てにくいバラ」も、どこかでだれかが育てつないでくれるから、今も残っているオールドローズがものすごい品種数だったりするんだろうなあ、人の行動って面白いなあとも、思います。

ボカシ肥料をつくったよ

ネット散策の結果、どうやら肥料というものは値段によって極端な生育の変化があるわけでもなさそうだ、という結論に至ったワタクシ(実験・公開して下さった皆様ありがとうございます)。もちろん価格の違いには理由がありますから、高いだけで全く意味がない、なんてことはないですけれども。そんなわけで、来シーズンは超絶お安い肥料で乗り切ろうという野心がわいてきました。BG値下げキャンペーンの誘惑にも耐えました。(あとワンクリックというところまで注文画面を進めて、やめられた)材料費220円とちょっと。5000円ほど節約!!バラが一株かえますね!

材料
  • 米ぬか(スーパーの精米機からもらう。ビニール袋ひとつぶんくらい)
  • 粉末油粕(ダイソー。日清オイリオだったかな。国産)
  • 有機石灰(ダイソー。愛知県あたりの企業名だったかな。卵殻かなあ。国産)
  • 発酵補助のバチルス菌、乳酸菌、酵母菌、砂糖(食料。小さじ1ずつもらう)
手順
  • 発酵補助材を混ぜて少量の水で溶いたボウルに油粕と石灰を加え、全体に水分が回るように混ぜます。
  • 米ぬかを入れているビニールに加え、口をくるくる巻いて握り、ビニールをぽんぽんとお手玉をするみたいにやさしく投げ上げて混ぜます。握ったりもんだりするとビニールが破けちゃうので。
  • 水分量を見て、ぎゅっと握ったら固まり、手を広げるとぽろぽろ落ちる程度に調整。あまり水分は必要ないので少しずつですね。
  • かるく空気を抜いて、口をしっかりしばって、二重袋にして、暗いところで保管します。


この暑さなら、一か月から二か月くらいでできそうです。
臭くならないといいなあ。
なお、米ぬかビニール一つ分で、我が家では一年分、それ以上かも、な量のぼかし肥料ができそうです。ほかの材料は3回ほど作れる量が残っています。費用は一年50円、といったところでしょうか。やっす!

さて。
この肥料、「どうやら肥料の効果は値段に関係ないようだ」説が覆されちゃった、というオチが付くんじゃないの、と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。何を隠そう私もその一人であります。結果は一年後にご報告できそうです。お楽しみに。

裏話
実をいうと昨年100円で買った米ぬかが結構残っていて、「捨てるのはもったいないしならばボカシ肥料つくっちゃえー」、という流れでダイソーへ赴いたのですが。材料購入後、家のどこを探しても肝心の米ぬかがみつからない。まさか、す、すてたんだっけ・・・?
結局、少ないとはいえ未発酵の油粕が手元に残ってしまいました。これはベランダで施すと大変危険な目にあってしまう肥料です。くさいんですね。「これは・・・捨てるのはもったいないしぼかさざるを得ない・・・」という流れにかわってしまって、タダでもらえる米ぬかをあらためて入手した、という顛末なのでした。結果論ですけど、米ぬかの油分は置いておくとあまりよくないようですので、新鮮なぬかをもらえてよかった、ということにはなりそうです。数百円だせばよい肥料が売っているのに何やってるの、という問いへのアンサーでした。まとめると、残念な記憶力のせいで!!てことです。