自宅砂漠緑化計画・保水材を使って

我が家には砂漠があります。

ベランダの一隅には、コンクリートの花壇が設置されています。

もともとは木が植えられていたのですが、設置場所は激しい雨が吹き込まないと雨水が届かないところ。生命維持すらできなかったようで、入居時には植栽の半分ほどが枯れていました。

そこで、枯れ木の跡地に草花を植えて華やかにしてみようと土が溢れない程度に堆肥を入れて無計画に草花を植えること数年。

しかし小手先の対策では冬はよいのですが、夏になるとまいた水がほとんど土中にしみこんでいかないような乾燥状態になります。真夏は、水やりを三日さぼれば草花は枯れてしまいます。

↓冬から春までは、球根植物のおかげでかろうじて庭ぽくなりますが・・・

さらに最近では、草花を育てるために行っていた熱心な水やりにより、生気を取り戻した生き残りの木が地下浅く根をはってしまい、あげた水を全部取りしているようです。ますます草の育ちが悪くなりました。花を植えるにも、木の根に阻まれて土を数センチ掘ることも難しいありさまです。

この場所へ花を植えるのはもうやめようかとも思いました。

しかし。ここで負けては園芸ブロガーが廃る。

夏もそこそこ緑な場所にするべく、いろいろ考えてみました。

今年やってみること

  1. 木の根域を制限する
  2. 土壌を改良する
  3. 保水材に頼る

1,木の根が草花ゾーンにはみださないよう、防草シートを敷き、その上に土を乗せていきます。

2,砂のような細かい土に、堆肥などを混ぜて土壌の改善を図ります。これは以前何度かやってみたことです。

土壌改良資材
  • 堆肥
  • 珪酸塩白土
  • 苦土石灰
  • パーライト
  • そばがら

3,掘り出して改良した土を戻す際、園芸用の保水ポリマーを混ぜ込み、少しずつ土を入れては水を大量にやってと、なるべく下の方まで水分をとどけておき、普段の水やりでも水が下にしみこみやすくします。木の根が上に向かわなくとも生きられるように手伝います。いつまで通用するかわからないけれど。

保水材

EF POLYMER

果物の不可食部分を使用した、100%オーガニックの超吸収ポリマー。効果は6ヵ月。1年ほどで自然分解されるとのこと。(出典:EF Polymer株式会社

ポリマー、といわれるとイメージ先行で自然環境に入れてもいいのかな?いう気持ちになりましたが、こちらの材料は果物の皮だそうです。完全分解されるまでに一年ほどと、あまり土中に長くとどまらないそうです。安心して使えます。

公式オンラインストア、Amazonにも出店されています。

作業開始

2024年9月18日

疲れた・・・・・

浅く、びっしりと張った木の根をのこぎりで切りながら土を堀りあげました。

20センチほど掘り下げただけで、30リットルのビニール袋にひとつ、土がでました。

木の根のまわりは四角くカットしています。こちら側はほとんど根が残っていませんが、反対側は手つかずなので、しばらく樹勢は落ちるでしょうが、きっと大丈夫。

取り出した土をふるい、土に混ざった木の根をとりだして、土壌改良剤を混ぜ込みます。

2024年9月20日

↑画像の土壌部分に保水材を撒いて少し耕し、その上に防草シート(ダイソー)を敷き、土壌改良剤と保水材を混ぜた土を戻しました。取り出した土の半量が余りました。水を12L注ぎました。水がはけるまで、このまま様子を見ます。

ところが、二日間の大豪雨で作業ができませんでした。後日様子を見てみるとこんな感じになっています。湿っていますね。

この後およそ一か月、土は湿り気を保っていました。

2024年10月23日

10日ほどまえに背景にホスタ(冬は枯れます)とヒューケラ、球根を植えた空き場にビオラを植えました。予想の半分ほどしか緑を植えることができず、ちょっとさみしい仕上がりになりましたね・・・

水はけは順調、生育もまずまずだと思います。

多分つづく・・・