思い出のバラ・その2

Chapeau de Napoleon

大好きなバラです。
澄んだ明るいピンクの花色、重ねの多い花姿、強い香り、ついでにがくも芸術的で、美しかったなー。また育てたいです。

いくつかのバラのナーセリーのワンポイント画像にこのシャポードナポレオンが使われていることがありました。やっぱりダントツに美しいのでしょうか。私の撮影ですらけっこういけてますもんね。

Juno

好きなケンティフォリアのなかでも最もお気に入りの品種です。パウダーピンクの大量の花びらを大輪に開き、濃厚な香りを放っていました。花がかなり重く、枝がうなだれてしまいます。一生懸命上を向かせて撮影した記憶があります。機会があればまた手元で見たいバラです。

Golden Celebration

遠景しか残っていないのが残念ですが、鉢栽培でもこんなに咲きました。非常に元気でまとまりよく大輪カップ咲きの強い香りがする花です。ゆでたまごの黄身のような花色を見ていると幸せになります。

Mamade Hardy

評価が高く、素晴らしいバラ、のはずなのにあまり記憶がありません・・・
我が家では香りもあまり感じなかったのですよね。でも、写真を見るときれいだったんだなあと思います。

Cressida

性質が弱いのか、私がへたくそなのか。数度枯らしては買い直し、と執着したバラです。杏色が外側に向かって薄まっていく、大輪のカップ咲き、ミルラに蜂蜜を混ぜたような甘い香りがして、この花が咲くととても嬉しかった思い出があります。春のスタートが遅く、真夏に元気に花を咲かせ続け、・・・・そしてうどん粉を拾い、シュートを出さず、枯れていく・・・の繰り返しでした。

Mme. Alfred de Rougement

日本のナーセリーでは扱いがなく、わざわざ遠い国から取り寄せました。確かに花は美しい。のですが、香りがそれほど強くなく、花径も小さめで、ちょっと期待外れだったように覚えています。

Mme.Francois Pittet

カタログの写真がものすごく美しくて、Rougementと一緒に注文したと記憶しています。ブールドネージュ系とでもいいましょうか。香りは中程度。

Duc de Fitsjames

どうして個人輸入までして手に入れたかったのか、まるで記憶がありません。香りが強かったのかな。複色とうたわれていたのでしょうか。

St.Swithun

いいバラです。ただしベランダで鉢植えにするべきではありません。
とはいえ、鉢植えでも春にはつる状に伸ばした枝にたくさんの花を咲かせてくれました。大輪、深いカップ、柔らかい杏ピンク、と私の好みを全て押さえています。香りは甘みのないミルラだったように思います。一季咲きなのがおしいです。

La Ville de Bruxelles

当時はどこにそんな情熱があったのか、わざわざ送料をかけて海外に苗を注文していました。今なら絶対やりませんね。国内取扱品種もとても増えましたしね。
こちらはカタログの文面だけみて注文したと記憶しています。香りが強かったのですが、ちょっとクセがあったような。

Botzaris

マダムアルディによく似たダマスクローズ、との紹介で、ではアルディではなくだれも持っていなさそうなこれを育てよう、と外国に頼んだバラでした。岐阜にはあったかもしれませんね。当時はあまりきれいだと思わなかったのですが、今見直すとアルバローズの雰囲気もあって結構いいですね。

Macmillan Nurse

中輪のフロリバンダでしたか、花弁が強く、クリーム白の整った花で、香りが独特だったように思います。横張りの株でした。作出ナーセリーの自信作でしたよね。たしかにいいバラだと思います。

Cymbeline

性質が弱く、てこずるバラほどしつこくなってしまいます。このバラも二度か三度か、枯れては買い直しをしたバラです。我が家ではうどん粉病に弱く、枝が細く、シュートが出ず、とかなり育てにくかったのですが、咲けば花は憂いを帯びたグレイッシュピンクだったり杏だったりの大輪、香りは甘さが全くない、ほかにないミルラ香でなんかこう、平民はお断りみたいな高貴な雰囲気を漂わせていたのが良かったのでしょうか。