秋のベランダ

雲まじりの晴れの日はぽかぽかしていてちょっと静かで、園芸にはもってこいです。
風が少し冷たいのでしっかり厚着をして作業しました。
最近は、室内、ベランダともしまい込んでいた不要な物を見つけては捨てていくようにしています。
おかげでかなり気分がすっきりしました。処分待ちゾーンはゴミたちがわいわい大盛り上がりです。

しかし、春待ちの球根たちを植えた鉢がどんどん増えてきていて、見かけはプラスマイナスゼロ。バラの枝の整理ができず、来春の植物が増えてくる今が一番、ベランダは狭くなってしまいます。

空気が乾いているので、暑さがなくても鉢土は結構乾きます。二日に一度以上水をやっています。
どんどん伸びるので仕方なく先を切り止めたブルボンローズのMme.Ernest Calvatは、「上がだめなら下からじゃ~」といわんばかりにシュートを上げていて、柔らかい枝葉は乾燥に負けて毎日うなだれてきます。今こんなにみずみずしい枝では冬に切り捨てられる運命かもしれませんが、頑張っているので見守ります。それにしても、新苗を8号ロングスリット鉢に植えて、一年目でその鉢が小さくなってしまうとは思いませんでした。せめて来年の秋に植え替えしたかったのですが。


毎日2~3輪ずつ咲いています。

サザンカ 朝倉

フリージアは今年5月に咲いたものですが、掘り上げた時に球根が小さくなっていたので来年は咲かないかもしれません。
未開花・種から育成中のバビアナの芽はミニチュアで毛深くてかわいいです。かわいいのはいいのですが種まきしてから三年目か四年目か。忘れてしまいました。いつ咲くのかな・・・

ハーブとお気に入りのバーベナ。
花がないときでもゴールドの新葉がきれいなバーベナ・テネラ・オーレア
我慢できずに夏購入したらやっぱり暑さにやられてしまったローズマリー・ウィルマスゴールド
数合わせで買ったのだけど結構香りがよかったアプリコットゼラニウム

宿根草はなるべく植えない、と宣言しておきながら宿根草ばかりですね・・・

ウィルマスゴールドはようやく黄色味の強い新芽があがってきて、少し元気になったようです。検索すると見事なゴールドの匍匐した姿が見られます。我が家で見られるのは何年後になるでしょうか。

アプリコットゼラニウムは花が見たくて買ってみました。香りには全く期待していなかったのですが栽培者さんたちによると葉に杏の香りがあるとのこと。そりゃセンティッドゼラニウムですから、ちょっとは香るのかしら、とナツメグゼラニウムのように葉を撫でて手を嗅いでみましたが無香です。むむ・・
ゼラニウム系は乾燥に強いので、入手後植え付けた養分豊富な乾きにくめの土から礫に植え替えて、脇芽を促すために頂部を剪定しました。その葉を捨てる前に指で強くもんで嗅いでみたら、おや!すーっとしたさわやかな香りがしていました。

これらの小さい苗たちは冬、夜間は玄関にとりこむつもりです。
今年は温室を張らないことに決めたので、寒さに若干弱い植物は移動ができるように今から身軽にさせています。

子供のころの記憶はなぜかこの時期のことが多く、放課後遊んでいた様子をいくつか覚えています。秋の虫の声がしなくなり辺りはシンとしていて、時折枯れたススキやカヤが風に揺れてカサカサいっていて、ちょっと肌寒くて、赤い実が沢山なっていて、日暮れが早く薄暗くなったあぜ道を追い立てられるように走って家に帰って・・・全体的に物寂しさを感じるのですが、たぶん子供のころからそんな感じが好きなのだと思います。

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