ポルトブルーの秋の花です。
晴れた朝と、曇り空の午後、という一日、開き方と色の変化をみてみました。気温は12度から15度とかなり寒いなかでも開花が進みました。
前の日。香りがあります。色は藤色強めの灰紫。

朝

つぼみのときよりも落ち着いた灰紫に見えます。

光の向きを反対にしてみました。紫が濃く見えています。

夕方
朝よりも黒みが増したようにみえます。

近寄って嗅いでみました。
香りが・・・ありません。

新苗からワンシーズン目の生育メモと雑感です。
一番花のあと、やはり疲れてしまったようでしばらくお休みしていました。
その後は、ようやく芽が動いてきたと思ったらすぐにつぼみをあげて咲こうとするので、その都度少し深めに摘心をするのですが、脇芽が一つ、つぎも一つ、と伸びて結局脇芽が増えることなく枝は2本のまま、長さは1メートル以上伸びました。
そこで、枝が細目であることもあり、無理やり円を描くようにぐるっと丸めてとめました。サーカスの火の輪くぐりのような、あれです。
すると、輪の最高部からの新芽、これは予想できましたが、なんと、輪の最下部にあたる枝先からも芽が伸びてきました。枝先は下を向いているので、芽の向きは枝に対してかなり鋭角です。正しい向きに伸びてほしいので丸めた枝を外しました。
結局、フロリバンダにしてはかなりスリムに上へ長く伸びるモデル体型になりました。せっかくここまで伸びた枝を切ってしまうのもつまらないなと思いました。来シーズンはつる仕立てにするつもりです。
つぼみは、8月にはみえはじめました。
それが10月の終わりに咲きました。
花の形は、秋花には見本のような深いカップ咲きを期待をしていましたが、春と同じようなやや丸弁高芯気味の、現代バラに近い形で咲きました。
香りは弱いです。弱い個体なのか、どうか。つぼみが開きかけたころが最も強く香ります。どんな香りだったか覚えていないくらいの、つつましやかな香り方をしていました。
良いところもあります。病気にはかからないな、という印象を持ちました。ハダニの害はありましたが、あまりダメージになっていないようでした。健康的な濃緑の、あまり大きくならないつや消しの葉がきれいです。とげが少な目です。育てやすいです。このブランドが目指されている「環境に合った」バラ、を確かに実感できました。
余計な話。青バラと言われる品種は自分で見てみないと本当の色はわからないですねー。
こんな感じかな。
過去に育てたロサ・オリエンティスは暑さには強いものの当地の寒さには保護が必要かなという手ごたえでしたので、冬ごしは少し甘やかそうと思っています。

