昨シーズンのびのびと育っていたデスデモーナ。今シーズンも元気にのびて、スミズパリッシュにつづく二番目の開花となりました。
大きくなったつぼみが冷たい雨に打たれて心配しましたがきれいに開き、日が高くなるにつれ香りが強まりました。少し前に咲いた鬼花はオールド系の甘い香りがしていましたが、こちらはティー系の香りがしています。花径は半分ほどひらいたこの状態で8センチほどあります。大輪です。
この品種はつぼみが房になってたくさんつくので、昨シーズンはつまずに(というより機を逃した)咲かせたところ野に咲く花のように小ぶりで重ねの緩い花がふわふわと咲いてきれいでした。今回は大きな花になるかなと副蕾をなるべく摘んで半泣きで、はい、その結果は出ましたねー。
普段は重ねの多い八重咲き品種を選びがちなのですが、白いバラには他とは違った魅力を感じるようで、一重咲きや不規則に乱れる花形も結構好きです。ピンピネリフォリアのダブルホワイトなどに憧れます。可憐な花とは対照的な凄みのあるトゲを持っていて、そんなところも好きです。
2月の剪定時にはもっと切りたいところを我慢して枝の半分ほど、地上40センチあたりまで切り落としました。新芽は70~80センチ伸びて、鉢を含めると丁度目線の高さで咲いています。
すさまじい強風が吹いて、なるべく風当たりの弱いベランダの中央付近に皆を避難させました。
大きな花があおられて少しうつむいたものの、風のせいで枝が折れることはなく、一安心です。
今年の一番花はコロコロとした大輪で香り良く、デスデモーナのすばらしさを味わうことができました。うどん粉病が出ている株も見られますが、こちらは葉がつやつやして元気です。
このベランダのバラのなかでは最も強く香ります。最初の花が終わった枝には早くも次の花茎があがっています。