植え付け、植え替え、土ふるいなど土をいじる作業の時には、百円ショップで購入したガーデニングシートを使っていました。広さを気にせず敷くことができ、折りたたんで保管できるので、何代か愛用し続けていました。ひろげた土を袋などにしまう時にも、シート状のほうが入れやすいと思っていました。しかし。
なんとなく買ってみたこのトレー。
実物の第一印象は、結構大きいな、邪魔になるかな。という感じでした。53㎝×40㎝、深さは 9.5㎝。店から到着した箱が大きくて驚いてしまいました。

使ってみると、土いじりには案外しっかりとしたトレータイプのほうが使いやすいという事が分かりました。資材を足して大きくかき混ぜてもシートのように外にこぼれ出る事がありません。容積が結構あるので、30cm鉢用の土を全部盛り上げても大丈夫。むしろ、これくらいの大きさがないと使いづらいと感じました。トレーの下にいつものシートを敷いて、使用前後の鉢や植え付け前の苗もの、古い土などを置き、作業しています。シート一枚のころよりも早く、汚れず、作業しやすくなりました。
この「注ぎ口」もお気に入りポイント。
土をたくさん移動させるときには不向きですが、トレーに残った少しの植え土を保管容器に戻すときや、中にたまった水分を流すときは活躍してくれます。

ある程度植え付け作業が終わり、しばらく使わないな、というタイミングで、育苗トレーとしても使いました。10.5センチ角のポットが20個、ぴたりとおさまります。育苗用にたくさん使うポットですが 、このサイズですと市販の育苗トレーは大きかったり小さかったり、なかなかよいサイズを見つけらません。きれいにそろって並んでいるのを見ると嬉しいです。

種まきビオラの苗ポットに使用しているところです。

リサイクルポリプロピレンを使用した英国製です。私の場合、土のブレンドに軽石など硬い素材も使っているので、底には傷がつきますが強度に不安はありません。英国のほかのメーカーのトレーも魅力的でした。そちらはトレーの深さが均一ではないので、テーブルの上に置いて使うにはよさそうでしたが、我が家の使用場所はベランダの床。私のような乱暴者では低い方から土をこぼしちゃうでしょ、ということで単純な形状のこちらに決めました。結果、ポットを並べるにも、水をはるにも、大量の土をどうにかするにも、使いやすくて、満足しています。