5月の花たち:ヤグルマギク、スイートウッドラフ、オダマキ、シラーなど

ヤグルマギク・ポルカドット

昨秋種をまいたヤグルマギクが開花しました。
ポルカドットミックスを購入したわけは、わい性だから。普通のヤグルマギクは高さ80センチくらいまで伸びるそうで、もうちょっとこじんまりと咲いていただきたいと思い、選びました。

種袋の花の色合いもぱきっとしていて好みでした。
いろんな色が咲くはず・・・ですが、4株しか残せなかったので同じ色が咲いて終わるかも。

実物の花色も、ぱきっとしていてきれいです。
しかし、種まきから開花までの待ち時間があまりにも長い。
で、
草丈80センチ。あれっ、わ、わいせぃ・・・・????
鉢が狭いせいか、一部の茎がうなだれてきたのでそこだけ支柱をたてました。

Cornflower ‘Polka Dot Mixed’

スイートウッドラフ

スイートウッドラフがひそかに咲いていました。

Galium odorata (Asperula odorata)

葉を乾燥させるとクマリンの香りがするのでハーブ名「スイートウッドラフ」ですが、
この株、全然香りません。
去年は一年目ということもありパフォーマンスを発揮できていないかも、と思っていましたが、今年もだめみたいです。つまり香る性質を持っていないということでしょうか。

ハーブの香りの強さは株によってばらつきがあるので、苗を直接嗅いでから買う方がよいのですが、こちらは干さないとわからないからねぇ、こんなこともありますか、ね。

数年前育てた一代目の株はとてもよく香っていたので、ちょっとさみしいです。

オダマキ・ピンクペチコート

今年は去年の倍ほどの高さに育ち、花芽もたくさんつきました。
この花が咲くと、ちょっと幸せな気分になります。
植物ではめったに見ないピンク色、といいますか・・・まあ植物見てる数は全然多くないのですが。
なぜかすごくかわいいんですよね。白とのバランスがいいのかな。

Aquilegia vulgaris ‘Pink Petticoat’

シラー・ビマセア

小球根のなかでは開花が遅めのシラー・ビマセア。
咲き始めました。
今年も青いしべがかわいいですねぇ。

Scilla Vimacea

ペチュニア・桜ふたえ

5号鉢の大苗、届いてみたらまあ立派なこと!花もたくさん咲いていました。

Petunia ‘桜ふたえ’

ロベリア

3色組苗を買ってきて、寄せ植えにしました。

Lobelia erinus

半月後の姿です。

ゼフィラ・エレガンス

大好きな花です。
秋に購入した2球と持ち越した1球の計3球を植え付けました。

3球ともに無事に芽を出し、耐寒性が弱いこともあり温室で冬を過ごしていたのですが、
2月のある日、葉が半分なくなっているのに気が付きました。
ボロボロ…

暖かい日は扉を開けていたので鳥がつまんだのかとも思いましたが、わざわざ中に入ってきてこれだけをつまむのも変な話で。
数日後、寄せ植えを整理していたら大きなナメクジを発見!
育ちすぎイィィ
おそらく犯人はこれ。温室なら真冬でも活動するんですね。

そんなわけで開花の可能性がガクンと落ち、気分もがた落ちになってしまいましたが、葉が最も残った1球だけ、美しい花を咲かせてくれました。

Zephyra elegans

前回、2019年の開花はほぼ真っ白の花でしたが、今年は縁の青色がよく出ています。
バニラのような甘い香りがあります。

ゲラニウム・オーキッドブルー

今年は去年よりひと月早く開花!
といっても去年はお正月ごろ種をまいたので、6月でも開花は早かったほうなのですけどね。
今年は普通に秋まきし、防寒せずの寒ざらし・スパルタ栽培でどうなるか試してみました。
ポットごと凍ろうが、雪が積もろうが、全く問題ありませんでしたねー強い。

葉に触ってはいけません、くさいょ・・・

ベロニカ・ゲンチアノイデス

ベロニカ・オックスフォードブルーから遅れることおよそひと月、ベロニカ・ゲンチアノイデスが咲き始めました。

Veronica gentianoides

この方だけなぜかアブラムシにモテモテです。

エレモフィラ・ニベア

モフモフのシルバー葉がかわいいエレモフィラ
冬の寄せ植えではよい雰囲気を醸してくれました。
春には花を見せてくれて、大活躍です。

Eremophila nivea

口の中のそばかすが見えないこの角度がきれいかもしれない。

バームオブギリアド

ハーブ図鑑でその存在を知って以来長い間栽培を望んでいた、あこがれのハーブです。

草丈80センチほどに育ち、つぼみがたくさんつきました。
青みがかったピンクの花色が美しいです。

Cedronella canariensis (Balm of Gilead)

「バルサムの香り」
と言われると嗅ぎたくなってしまうヘンな性分(「ムスクの香り」の文字にも弱い、実際好きなのはラベンダーの香りなのですけど)。
ハーブ図鑑を読みふけり、どんな香りなんだろう、と思い続けて・・・

香ったのは

何と言ったらいいのか・・・・

ミントのようなさわやかなところと
ちょっと甘いところと
ほんの少しホコリっぽいところと
わずかな苦みと

という香りでした。
ハーブの中でも強香の類に入ると思います。

ポピー・アメージンググレー

ポピーは難しかったです。種をまいてもなかなか発芽せず、奇跡の数株を大事に育ててなんとか開花させることができました。
種100粒中ポットあげにこぎつけたのは5芽、うち生育良好なのは2芽。まあなんという確率なんでしょう。育ったからいいですけど。

Papaver rhoeas ‘Amazing Grey’

薄紙のような繊細な花びらです。

白花ニオイアヤメ

なんといいますか、清潔な花の香りがします。
ニオイスミレに似ているかな?バラの甘い香りとは全く違って、これもまたいい香りです。

Iris germanica nothovar. florentina

タイツリソウ・バレンタイン

タイツリソウの名前でおなじみ、花弁が紅白のディセントラ。昨秋購入し冬越しした苗の初開花です。

Dicentra spectabilis ‘Valentine’

咲き進むと下のアームみたいな部分が開いて、ハートが飛んでいるような感じになります。ああ、赤いハートだからバレンタインなのかな?