バラの植え替え

マハネのシュートが出ませんでした。

というより、今年はほとんどの株にシュートが見られませんでした。

なんということでしょう・・・シュートが出る肥料なるものも施したというのに。


さて、マハネさん。

昨年の入手が開花苗だったので初夏に根鉢を崩さず鉢増しをし、その後土を崩してチェックする機会がないまま今シーズンを過ごすことになり、ずっと気になっていました。

ガンシュもちなのではないかと。

デルバールの品種は2敗しているので(2/2・100%)、気がかりなのです。

10月下旬、今年の生育が弱めなことを口実に、さらにはホソオビ害で芽の先がなくなってしまい秋花が望めなくなったこともあり、早めに根の様子を見てみることにしました。

10号菊鉢から取り出してみると、根張りは鉢土の上半分ほどでした。

しかしよく見れば根鉢には予想外に白根が結構伸びています。これを洗ってしまうのは流石にかわいそうかなと思いなおしました。

株元付近の土を丁寧に落として、こぶの雰囲気がないか探します。この方法ではクラウン直下のガンシュは目で見つける事が出来ません。ですが、ガンシュがあると付近の白根の様子がほかと違い、少し太めの根が密に出ているので手掛かりになります。根鉢外側の白根をよけて根の中心あたりの土(この辺には新しい根がない)をかいて、太根をむき出しにしてなるべくクラウンの近くまで見えるようにし、上から下から観察しましたが、今回は様子の違う根はみられませんでした。

ところで。

丁寧に土を取り除いているとなんだか、発掘している気分になりません?

でまあ、そうこうしてるうちに白根が落ちてしまいました。結局、根洗いするのと同じように痛めつけてしまいましたね。

発掘失敗

根鉢がさらに小さくなり、より小さな鉢で事足りるようになりました。

8号スリットロング鉢へ移植します。

いつも鉢いっぱいに根が元気に回っている栽培上手さん方にはわかりづらい話かもしれませんが、バラの根は全方向に等分に伸びているわけではなくて、根が多い側と少なめの側がありますよね。

上の画像では、左側が少なめのほう。右側と、こちらからは見えていない裏の方(シートにふれている側)の根は多めです。これが夏に南側を向いていたため直射日光に当たって傷んだからなのか、もともとの性質なのかわかりません(し、気にしていなかった)のですがこういう傾向があります。

また、手持ちの栽培本に掲載されている「株が古くなったバラの再生法」から、株を斜めに植えるとシュートが出やすいことがわかりました。(そういえば新苗の鉢を転がしておく、という荒業を目にしたこともあります。同じ原理でしょうか。)

そこで、植え付け位置を鉢の中心からずらして、根が少ない方を鉢の端に寄せぎみにして、枝が出ている側の株元が少し上を向くように、斜めに植えました。オベリスク仕立てにしようかと考えています。もしかしたら枝の誘引がしやすくなったかもしれません。肥料もやりやすくなったかな?シュートが欲しい株は全部このように植えてみようかしら。

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