ギヨ社の、少し前に作出されたバラは近年手に入りづらくなってしまい、やっと見つけた新苗を去年取り寄せてもらいました。
シャルル・ドゥ・ナーヴォー【ギヨー 2009 フランス】
- 花色:ソフトピンク~ベージュ
- 花径:6㎝~8cm
- 芳香:強香 ミルラ系
- 樹形:半つる
- 樹高:150cm
透き通ったアプリコット色の小ぶりのつぼみです。
開きはじめは花径4センチ程度。花弁数がかなり多いです。香りは甘みがない、純ミルラです。
枝は斜め上に伸び横ばりするので、足に引っ掛けて折ってしまわないように、つぼみが見えたころオベリスクを立てて誘引しました。枝はしっかりしているのですがしなやかさもあり、まとめやすかったです。
咲き進んでも花形が変わりません。少し早く咲いた花は、花びらが落ちずに枯れ始めました。
つぼみが上がるころにはベーサルシュートが伸び始めて、花が咲いている高さを超えてきました。花枝は斜め上向きに広がって伸びていますが、シュートは真上に向かって伸びています。去年のびた枝も直上向きでしたから、花の時だけ誘引してあげれば、あまり場所をとらずに育ってくれそうです。
品種の特性か、あたり株だったのかははっきりしませんが、素直に元気にそだってくれています。夏の暑さに良く耐えて、春はほかのバラよりも芽うごきが元気、つまり冬越しも難なく、だからと言ってツルバラのごとく旺盛に伸びてまとめるのに困る、ということもなく、ベランダでは育てやすそうなバラです。葉の色も好みです。ただし、ハイブリッドティー系の香りが好きだ、という方は、薬みたいな変なにおい、と思ってしまうかも。
雨で傷んだり、つきすぎたつぼみがおちたりで少し花数が減りましたが、このバラにとってはおおむねよい春になったようです。終盤のこの花は花径3-4センチほどなのですが、かわいいですよね。